着圧ソックスが広く親しまれるようになった理由は、足のむくみの解消法として手軽で簡単なことも理由のひとつになっています。
医療用に開発されたソックスというのも安心感を与えてくれるので、毎日継続して使い続けている方も増えてきました。
着圧ソックスにはどんな効果があるのか、どんな方に着圧ソックスがおすすめなのか知れば、今すぐにでも着圧ソックスが欲しくなるかもしれません。
着圧ソックスの特徴や効果
着圧ソックスは足に圧をかけるソックスのことです。
一般的に、足に圧をかけてしまうと血の巡りが悪くなると思われがちですが、実はそのイメージは全く違います。
足に適度な圧がかかることで、足の血液やリンパを心臓に戻りやすくするのです。
血液やリンパの流れを手助けしてくれる役割を持っています。
医療用として使われているのも納得でしょう。
そもそも足のむくみは血の巡りが悪くなることも影響しています。
そこで、毎日の生活の中に着圧ソックスを取り入れると、ふくらはぎの働きをサポートすることが出来るというわけです。
着圧ソックスが誕生したのは日本ではなくEU諸国です。
長い時間同じ姿勢で作業をする方に出来やすいと言われる血栓を出来にくくするために開発されたのが着圧ソックスでした。
その効果は足のむくみが解消されるのはもちろんのこと、足の血流の悪さが改善されたり、足のだるさや重さも解消される効果をもたらします。
足に適度な圧力をかけることで、静脈の本来の働きを元に戻してくれるため、なかなか戻らない血液を心臓まで上げてくれます。
滞りやすかった血液やリンパが流れやすくなったことでむくみが徐々に解消されます。
同じ姿勢で過ごす方以外にも、年齢を重ねたり日ごろの運動不足などで筋肉が減ってきたという方にも効果は表れます。
こんな人に着圧ソックスがおすすめ
着圧ソックスがおすすめな人はこちらの方々です。
こんな方におすすめ!
- デスクワークが多く、足の付け根のあたりが常に圧迫されている方
- 長時間立ち仕事が多く、常に足に負担がかかっている方
- 入院などがきっかけで体を動かすことが少なくなって足のむくみが酷くなった方
- 妊娠のため足のむくみが酷くなった方
- 女性ホルモンのバランスが乱れたことで足のむくみが酷くなった方
- 長時間の車の運転、電車や飛行機などの移動が普段から多い方
このように、ふくらはぎの本来の働きを邪魔してしまう状況になっている方に着圧ソックスが向いていることが分かります。
着圧ソックスを履いていると、普段の動きを手助けしてくれるので、着圧ソックスを履いて動くことでポンプの働きを手助けします。
何を基準に選べばいいか
これだけ優れたアイテムなので、自分に合うタイプの着圧ソックスを見つけたいところです。
そのためにも着圧ソックスを選ぶための基準をご紹介します。
着圧ソックスの圧の強さ
専門知識がないと難しいイメージがありますが、数字を知っているだけでも役立ちます。
昼間起きている間に着圧ソックスを履くなら強圧の30~40mmHg、もしくは中圧の20~30mmHgが適しています。
寝ているときに履くなら弱圧の15~20mmHg、もしくは極弱圧の10~15mmHgがおすすめです。
圧力 | おすすめのタイミング |
30~40mmHg (強圧) | 昼間 |
20~30mmHg (中圧) | 昼間 |
15~20mmHg (弱圧) | 就寝時 |
10~15mmHg (極弱圧) | 就寝時 |
数字を見ても分かるように、起きている間は圧が強く、寝ているときは圧が弱い数字です。
これを踏まえて考えると、体が起きている間は足に負担がかかりむくみやすい状態なので、むくみが酷いと感じた場合は寝るときでも中圧などを履いて少し圧を強めてあげるといいでしょう。
逆に、それほどむくみは気にならないけれど予防のために履きたいというなら、弱圧タイプを昼間に履くのもおすすめです。
ただし、あくまでもこれらの数値は目安ですので、その日の足の状態に合わせて使い分けることをおすすめします。
着圧ソックスの素材
例えば滑り止め効果のあるシリコンやウレタンはずり落ちないため快適ではありますが、汗をかく季節などは汗でかゆみが出てしまうことがあります。
着圧ソックスの素材は保温効果のあるもの、蒸れを予防するものなどがあるので、季節や状況に応じて使い分けてみましょう。
正しい履き方を覚えよう
どんなにいいアイテムでも使い方を間違ってしまうと効果が半減してしまいます。
着圧ソックスの正しい履き方は、自分の足のサイズに合わせることです。
いくらむくみが酷いからといってサイズが小さすぎて圧をかけすぎればかえって血流が悪くなります。
自分のふくらはぎのサイズをこの機会に測っておきましょう。
また、かかとの部分もしっかり合わせて履いてください。
かかとの位置がずれてしまうと、段階ごとに圧がある部分がそのままずれてしまいます。
せっかくの効果が半減するので、まずはかかとを合わせてからスルスルと上まであげましょう。
最後に圧の強さです。
面倒だからといって着圧ソックスがねじれたまま履くと、ねじれた部分の圧が強くなってしまいます。
血流やリンパの流れを邪魔するので、ねじれないように、しっかりフィットさせてあげましょう。
ポイントまとめ
- 自分のサイズに合わせた着圧ソックスを選ぶ
- 履くときはかかとの部分を正しく合わせる
- 着圧ソックスを引き上げるときはにねじれないように注意する
着圧ソックスについてさらに詳しく♪
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